大阪から江ノ島旅行に行く場合にかかるコストとは?

神奈川県の湘南エリアに位置する藤沢市の江ノ島は、様々なドラマ・映画・小説の舞台となってきたほか、歌の歌詞にもよく登場するため、全国的な知名度を誇ります。そして関西から距離的にある程度近いため、近隣の海があまりきれいではない大阪の人達の中には、関西の海ではなく江ノ島まで遊びに行く人も数多く存在します。そんな江ノ島とはどんな場所で、どんなアクセス方法があるのでしょうか?

大阪の人達からの人気も高い江ノ島の特徴や魅力について

江ノ島は人口40万人以上を誇る神奈川県第4の都市・藤沢市の南端に位置する陸繋島です。なお、島自体は面積約0.4平方キロメートルという小さな島ですが、島へと続く橋の手前に位置する片瀬江ノ島駅周辺エリアも江ノ島地区として扱われています。

島内には日本三大弁天の一つ「江島神社」があり、中世から参拝客で賑わってきました。東海道が開通した江戸時代に入ると一気に参拝客が増加し、葛飾北斎による富嶽三十六景には江ノ島から見える富士山を描いた絵が存在します。

明治時代からはリゾート地として繁栄しはじめ、昭和時代初期に小田急江ノ島線か開通した事により、観光・行楽客が一気に増えました。第二次大戦後には自治体主導でさらなる開発が行われたことにより、リゾート地としての人気はさらに高まっていきます。

音楽分野では1978年に発表されたサザンオールスターズのデビュー曲で国民的な人気を誇る名曲「勝手にシンドバッド」の歌詞に江ノ島というワードが登場します。また十返舎一九・吉川英治をはじめ様々な文豪の著書に「江ノ島」という文字がタイトルに入っている作品が存在するため、古くから全国的な知名度を誇ります。

そして1980年代以降、数々のドラマ・映画のロケ地として使われた事によりトレンディなイメージも加わり、関東以外住んでいる人達にとっても憧れの場所となっていきました。今では関東地方有数の観光地・リゾート地へと成長していますが、神奈川県と新幹線や高速道路でつながっている東海・関西地域からの人気が高まっています。

その中で関西の大阪府に関しては東京同様に都市付近に海があって海洋汚染により水が綺麗ではないため、ある程度美しい海に行きたいとなると江ノ島も候補になります。そして、湘南地域の江ノ島には抜群のイメージの良さがあるため、いくつか候補がある中でこのエリアが選ばれる事も多い傾向です。

大阪から江ノ島へのアクセス方法1「新幹線+在来線」

大阪から江ノ島エリアへの旅行に出かける場合、一番速い移動手段は新幹線と在来線に乗って向かうという形です。ルートとしては地図を見る限り、新大阪駅から小田原駅に行き、この駅からJR東海道本線と小田急江ノ島線に乗って片瀬江ノ島駅に向かう形が最短に見えます。

しかし、小田原駅は、大阪-東京間の所要時間が最も短い「のぞみ」の停車駅ではありません。そんな中、新幹線で新横浜駅まで向かい、この駅から横浜駅・藤沢駅を経由して片瀬江ノ島駅にアクセスする形のほうが早く到着します(最短約3時間10分)。

その他、新幹線「ひかり」の一部は小田原駅にも停車するため、それに合わせて出発した場合は小田原駅・藤沢駅を経由して片瀬江ノ島駅まで3時半未満です。コストに関しては、まず新大阪駅から藤沢駅までと、藤沢駅から片瀬江ノ島駅までの乗車券合計が約9000円になります。

指定席特急券は新横浜駅まで5500円・小田原駅までだと4860円で、乗車券+指定席特急券の合計金額は1.4万円前後です。

大阪から江ノ島へのアクセス方法2「高速バス(+小田急江ノ島線)」

電車の乗り換えが面倒な場合は、時間はかかるものの藤沢駅まで直接アクセス出来て運賃も経済的な高速バス(夜行バス)もおすすめです。大阪発・湘南エリア着の高速バスは存在し、例えば22時半頃に大阪駅バスターミナルからバスに乗ると翌日の朝7時前に藤沢駅南口に到着します。

所要時間は大阪市から約8時間・堺市からだと10時間近くかかりますが、大体のバスにはトイレがついていますので乗り物内で寝られるなら問題はありません。藤沢駅から江ノ島エリアまでは約4kmあるため、基本的には小田急江ノ島線で向かうのがベターですが、観光も兼ねて駅からのんびり歩いていくのも良いでしょう。

コストに関しては新幹線を利用するより圧倒的に安く、7000円前後で済みますし、学割を利用すると5000円くらいで乗れるバスもあります。現地で安い宿に1泊する形であれば、予算1.5万円くらいでも充実した旅が実現します。

大阪から江ノ島へのアクセス方法3「自家用車で行く(主に高速道路を利用)」

見知らぬ人と一緒に移動する電車(新幹線)やバスでの旅行を嫌う人は、自家用車で江ノ島に向かう形もとれます。途中にサービスエリアで何度が休む時間も加味すると所要時間は高速バスで向かう場合と特に変わりません。

コスト的には、まず大阪市の中央部の扇町出入り口から茅ヶ崎中央までの高速道路料金が11500円前後になります。

ガソリン代は1リッター150円・燃費20km/lで計算すると約3500円で、どこも寄り道をしない形であれば片道約1.5万円・往復約3万円です。

つまり、コスト的には高速バスを利用するより高く、新幹線+在来線で向かう場合と同じくらいになります。体力が必要になりますし、決して移動コストは安くありません。しかし、道中に仲間や家族と会話を楽しみながら旅をしたい場合・音楽を聴きながら旅をしたい場合・自由に行動したい場合は自家用車で行くのもよいでしょう。

江ノ島エリアの宿泊施設事情

続いて、江ノ島エリアの宿泊施設事情をご紹介すると、江ノ島の島内にはあまり宿泊施設はなく、絶景のホテル・民宿は予約をとるのがそんなに簡単ではありません。一方、島に続く橋の手前のエリア(片瀬江ノ島駅周辺)には4000円程度で泊まれるゲストハウスから1泊数万円の高級ホテルまで、様々なタイプの宿泊施設がたくさん存在します。

そのため、宿泊施設に関しては、無理に島内の施設に泊まろうとせず、片瀬江ノ島駅周辺エリアにて予算に合った宿泊施設を探すほうが良いと思います(特に夏季)。

大阪から江ノ島旅行に行く場合のおすすめスポット・グルメ

大阪市に住んでいて、普段美しい海や景色に触れる機会がない場合は、島の中央部に位置する展望灯台から360度パノラマの世界を体感してみる事をおすすめします。名物となっているグルメは「生しらす丼」で、島内にはこの丼もの料理を食べられる店がたくさんありますので、評判の良い店に食べに行くのも良いと思います。

また、片瀬東浜海水浴場は夏季に海水浴を楽しみたい場合には絶好のビーチリゾートです。空気が澄んだ季節なら、片瀬東浜海水浴場などから北斎が富嶽三十六景内で描いた江ノ島の絵同様に、西側を眺めると富士山がよく見えます。